理系サラリーマンの投資話.FXはじめた.

比較的時間のゆとりが出来て最近始めたFXについて書いていきたいと思います.職場でお金の話をするのは何となく気が引けますよね.でも将来の年金も期待できないなかお金の心配は常にあります.仕事をしていると時間も十分さけないし,怪しい情報もたくさんあるなか,自分に何が出来るのか探ってみてます.

少しドルを買いました。

日足でみるとまだ20~25日平均よりも上回っていますが、時間足、4時間足でみると4日平均を-2SD以下まで十分下回りました。数日スパンで取引をするスタンスの方にとってはそろそろ買い時が近づいてきたのかと思います。しばらく相場から目が離せません。

f:id:yoshi-pon:20171107061719p:plain

本日の円高の原因は軟調な欧州株と米債利回り低下によるものと考えられています。米経済指標の発表も主要なものはあっていません。VIXも上昇しておりもう少し円高が進むのかもしれません。

個人的には本格的に買うのは112円あたり以下かなと思っているところです。しかしながら、最近の持続的な円安傾向の流れの中での一時的な円高と考えると少し買っておいても良いかと思い悩むところです。112円待ちでは買い損ねるかもしれません。

と思い悩みながら、113.71円で買いました。迷ったときには少なめから、が原則です。この後円高が進んでも112円まで買わないと心に決めます。

どなることやら!?少し早まっている気もしています。

ボリンジャーバンドを考える (1)

ボリンジャーバンドなしにはFx出来ません。5本も線がありややこしいかもしれませんが、少し分かるだけで情報量が圧倒的に増える上に、数学的にも簡単で納得がいく指標だからです。

ポリッシャーバンドは平均と±1SD、±2SDの5本の線より形成されます。つまり、為替は常に上がったり下がったり変化しているわけですが、ある一定期間においての平均と、平均前後上下したうち68%の値が±1SDのライン内に分布している、平均前後上下したうち95%の値が±2SDのライン内に分布している、という単純明快な情報を表すのがこれらのラインです。

f:id:yoshi-pon:20171024212700j:plain

そしてある一定期間は分足での表示、日足での表示、週足での表示、設定により変わりますので要注意です。例えば上記の図の場合黄色のラインは5日平均、緑は25日平均、青は20日平均、σは20日での分布を表しています。どの設定、どのラインを参考にするかは、どのくらいのスパンで売買を考えているかによるのではと思っています。

数日前後で売り買いを行いたいのであればやはり最近の1ヶ月の間で随分安くなったら買って随分高くなったら売ると考えるのではないでしょうか?とすると日足で約1ヶ月平均とそのばらつき具合を見れば良いのかと思います。

一方、デイトレのように今日安いところでドルを買って高いところでドルを売りたいと思う人もいるのではないでしょうか?そうすると15分足位で表示してその20の平均(=5時間程度)とばらつきを見て、最も安そうなところで買って、高そうなところで売ると考えるのではないでしょうか?

注意しておくべきなのはあくまでも過去の平均と過去のばらつきを表しているだけということです。決して未来を予測する情報ではありません。繰り返しますが、この1ヶ月間での平均値とこの1ヶ月間95%の値は±2SDのライン内に収まっていた、という過去の情報を表しているだけです。
順調に下がり続けているときは-2SDを越えて下がり続けますし、その際は未来に渡って-2SDのラインも低下傾向となります。しつこいですが、一方過去の1ヶ月の中では95%以上で-2SDより高かったんだけれどなぁーというのを表しているに過ぎません。この点を十分認識してグラフを見るべきです。

なので数日単位での売買をしているわたくしの買いのタイミングは

日足で20日の平均±2SDをみて、平均以上では買わない、-2SD以降で買う可能性が高い、-2SDを下回っていてもどこまで下がるか分からないので少しずつ買う、上がってきたかな?というところで買い増す、-1SDを越えたら買うのをやめる

これを最も基本ルールとして心に誓って取引をしています。そうするとしょっちゅう買い時があるわけではありませんが失敗の確率は大きく下がります。欲張ることなかれです。

今年の売買 その2

トランプ大統領就任後も2回程度FXをした時期がありました。とすると約3ヶ月毎に私的に買い時があったということでしょうか?

やはり大切なのは平均より十分値段が下がったときであるだろう

平均より十分値段が下がった時を買い時と定義して、その目安は日足でのボリンジャーバンド-2SDのラインを割ったときと私は考えています。前回の買い時は9月10日前後でした。

f:id:yoshi-pon:20171024211607j:plain

詳細は省略しますが、9月9~10日前後にドルを買い、平均値を超えた12日前後に売りました。もう少し保有してせめて111円で売るともっと収益が上がったかというのは反省点です。

f:id:yoshi-pon:20171024211950j:plain

このときはかったドルも少なめで、かつ、合計の収益もたいしたことがありませんでした。

最近は失敗するよりは買わない方が良い、買いすぎるよりは少なめの方が長期保有できて結局収益も変わらない(リスクは減りリターンはさほど変わらない)のでは?と考えそれを実践しています。気持ち的に楽ですが、収益は少なめとなります。売るタイミングが早いのがその原因ですので、買ったドルが少ない分、売るタイミングをもう少し後送りできるような仕組み作りをしていこうと考えています。

そして10月16日に11.7円前後で買えておれば、今頃は売り時だったのでしょう。しかしながら、選挙の行方も分かりませんし、基本イベント前後は持ち高を減らすというのをルールにしているためこのときには買いませんでした。専門家にも予想できない事は、素人には到底予想できないというのが、私のスタンスです。

f:id:yoshi-pon:20171024212700j:plain

 

今年の売買 その1

気がついたら記事を更新しないまま1年が経っていました。今年は昨年よりはあまり大きくドルを買うことがありませんでしたが、3回ほど比較的大きめの取引をする機会がありました。

トランプ大統領就任

恐らく一時的に大きな変化を示しても元に戻ってくると予想してある程度買いと売りを行いました。その後予想以上にドル高が続いたので、もう少し長期目線で見てドルの保有を続けておけばと後悔しました。しかしながら、素人には中期目線での為替がどう動くか予想は困難と判断して全て処分しました。

 

f:id:yoshi-pon:20171023165355j:plain

円安傾向も一段落です

この2~3週間でほとんどの建玉を処分し,最も多かった9月末と比較して現在1%程しかもっておりません.少し元気が出ません.しかしながら徐々に円安の流れも一服し,わずかに円高傾向になってきました.すでに通貨によっては売却したときよりも円高となっており,買いたい病が頭をもたげつつありますが,じっと辛抱をしているところです.

日経新聞に気になる記事が昨日掲載されていました.「円安を短命にする4要因 再び100円突破も 」です.実は2011年7月に1USD75円をつけたときにも少々FXをしておりました.これまで100円を下回ることはほとんど無かったことから,100円を下回った状態で米ドルを買い,どんどん下がっていくのを尻目にドキドキしながらすごしていました.確か朝方だったと記憶していますが,ドカーンと円高になった後にがばーんとナンピン買いしました.その後に介入が入ってドカーンと円安になり,九死に一生を得た記憶があります.
九死に一生を得たという感覚に何故なったか.それは90円台から75円台まで円高が進み間にどんどんマイナスになっていく過程を経験したからです.そして激しい円高で勇気を振り絞り更に買い増し,幸い介入が入ったため円安になり辛抱しきれずに数百万円のプラスで売ってしまったという経過です.運に助けられただけと考えています.その後2015年4月までの約4年間で75円から125円まで円安になりました.ずっと持ち続けておれば数億の利益になったところです.自分の才能のなさを痛感しその後イギリスのEU離脱が決定した最近までFXをほぼ休眠していました(たまに小遣い稼ぎはしていました).

現在使っているFX会社ではそれぞれの癖を自動で判定して毎月レポートが出ます.多くの時はほとんど指摘されることがないのですが,しばしば,「利食いに比べて損切りが遅い」というコメントを頂きます.一回あたりの数量にばらつきがというコメントにつきましては,意図してそのようにしているため気にしていません.
利食いに比べて損切りが遅い」というのは,まさに実感している欠点です.特にドルを購入後に円高傾向になっていくときには我慢して我慢して我慢します.そして,円安になって一安心すると,我慢した反動でまた円高になったら...とリスクを強く感じてしまい,早めに利益確定してしまう傾向にあります.

f:id:yoshi-pon:20161025031547p:plain

これらを反省する上で非常に大切なことは,損切りを早くするというよりも,「しっかり円高になった後にドルを買う」買う前にもっと辛抱してからより円高でドルを買い,更に円高になったときのリスクを軽減し,「円安傾向になったときに我慢してより円安になるまでしっかり我慢して売る」これが重要なのだと思っています.

その為に,まずは移動平均線にて「日足でのMA(21)もしくはMA(28)より高い値では買わない」というのを自分に義務づけています.これは上昇局面においては買いのタイミングを逃す可能性があることは理解しています.またこのルールは最低限の自分に対する制限であり,移動平均線の下で買っても,更に円高になる可能性は否定できないことも意識しています.一目均衡表の雲なんかも参考にしますが,あくまで目安程度なのかと思っている次第です.
移動平均線MA(21)もしくはMA(28)と現在の値との比較は過去21日もしくは28日の平均と比べて現在高めかどうかというのを意味します.しかし移動平均線の傾きが上昇傾向であるかどうかというのはその半分の10日前,14日前時点で上昇傾向であるかどうかを示しており,これから上昇するのか,現在上昇しているのかという判断を下すには少々役不足と考えています.

そんなこんな考えながら現在建玉を1%まで減らし次の買い時を模索しているわけですが,昨日の日経新聞の記事を見て次に買いの判断を下していくときにはより注意しながらする必要性を感じました.改めて自分の中での買いの基準を整理しながら,買いのタイミングを慎重に待とうと思っています.

初心者がFXをする際の「買う」基準は何か?(2)

米国ADP雇用統計,米ISM非製造業景況指数発表を受け103円まで円安となりました.私はその数時間建玉をこれまでの5%程度と激減させましたので(減らしすぎた.勿体ない.)恩恵を被れませんでした.残念.そろそろまた円高方向に反転するのではとしばらく待ちの姿勢を貫こうと思っています.初心者底では変えない,天井では売れないを肝に銘じます.

前回「初心者がFXをする際の「買う」基準は何か?(1)」の続きを書きたいと思います.

3.どういったときに買いたいと思うか,その心理を理解する.

安くなっていくとき,買いたいですよね.でもどこまで安くなるか分からないと売りたくなります.
高くなっていくとき,もっと高くなるのではと思うと買いたいですよね.つい押し目買いして失敗しちゃったりします.また高くなっていくときは折角収益が出ているのに下がると減るかもしれないと思うと利益確定のために売りたくなります.
私も昨日は102.8円で概ね売りました.売った後に更に円安になるのを見るとまた買いたくなります.

つまり,買いたい気持ち売りたい気持ち常に相反して働くわけです.気持ちに従って売り買いをしていると失敗しますので何らかの行動規約を定める必要があります.

波乱の10日間でした

9月21日日銀発表後約10日間は大荒れでした.簡単に米ドルの推移をまとめてみます.

100.4円あたりで推移
日銀発表1時間半前からじわりと100.8円前後まで円安
水曜日日銀発表(100.8→102.7→100.4円)
2時間ほどは円安がすすみ102.7円前後となる.
反転して20時間ほどかけて円高100.1円まで.
その後は 100.4円あたりで推移
FOMC発表1時間半前からじわりと100.8円前後まで円安
木曜日FOMC発表(100.4→100.25円)
円安方向には100.9円台までとあまり動かず.
100.25円前後まで円高となった.
火曜日第一回ヒラリートランプ討論(100.6→101→100.4円)
101円近くまで円高となるも半日でほぼ100.4円程度まで値を戻す
OPEC同意発表24時間前を底に,1日程度はじわっと円安傾向となり100.6円程度上昇
水曜日OPEC非公式会議同意(100.4→102.8円)
日本市場が開くまでに100.7円程まで円安.一旦上がり止まったたが,
日本市場が始まって101.4円程まで円安.
GDP発表されると102.8円まで円安.このまま円安方向に進むと思われた
木曜日ドイツ銀行問題(102.8→100.1→101.4円)
急激に反転し100.1円まで円高
以後じわりと101.4円まで円安方向に戻す.

上下の激しい2週間でしたが,市場終了後にドイツ銀行への制裁金が大幅に減額されたと言う報道もなされ,原油高もゆっくりと進んでいることから,円安方向に再び進み出すことを願っているところです.