理系サラリーマンの投資話.FXはじめた.

比較的時間のゆとりが出来て最近始めたFXについて書いていきたいと思います.職場でお金の話をするのは何となく気が引けますよね.でも将来の年金も期待できないなかお金の心配は常にあります.仕事をしていると時間も十分さけないし,怪しい情報もたくさんあるなか,自分に何が出来るのか探ってみてます.

円安傾向も一段落です

この2~3週間でほとんどの建玉を処分し,最も多かった9月末と比較して現在1%程しかもっておりません.少し元気が出ません.しかしながら徐々に円安の流れも一服し,わずかに円高傾向になってきました.すでに通貨によっては売却したときよりも円高となっており,買いたい病が頭をもたげつつありますが,じっと辛抱をしているところです.

日経新聞に気になる記事が昨日掲載されていました.「円安を短命にする4要因 再び100円突破も 」です.実は2011年7月に1USD75円をつけたときにも少々FXをしておりました.これまで100円を下回ることはほとんど無かったことから,100円を下回った状態で米ドルを買い,どんどん下がっていくのを尻目にドキドキしながらすごしていました.確か朝方だったと記憶していますが,ドカーンと円高になった後にがばーんとナンピン買いしました.その後に介入が入ってドカーンと円安になり,九死に一生を得た記憶があります.
九死に一生を得たという感覚に何故なったか.それは90円台から75円台まで円高が進み間にどんどんマイナスになっていく過程を経験したからです.そして激しい円高で勇気を振り絞り更に買い増し,幸い介入が入ったため円安になり辛抱しきれずに数百万円のプラスで売ってしまったという経過です.運に助けられただけと考えています.その後2015年4月までの約4年間で75円から125円まで円安になりました.ずっと持ち続けておれば数億の利益になったところです.自分の才能のなさを痛感しその後イギリスのEU離脱が決定した最近までFXをほぼ休眠していました(たまに小遣い稼ぎはしていました).

現在使っているFX会社ではそれぞれの癖を自動で判定して毎月レポートが出ます.多くの時はほとんど指摘されることがないのですが,しばしば,「利食いに比べて損切りが遅い」というコメントを頂きます.一回あたりの数量にばらつきがというコメントにつきましては,意図してそのようにしているため気にしていません.
利食いに比べて損切りが遅い」というのは,まさに実感している欠点です.特にドルを購入後に円高傾向になっていくときには我慢して我慢して我慢します.そして,円安になって一安心すると,我慢した反動でまた円高になったら...とリスクを強く感じてしまい,早めに利益確定してしまう傾向にあります.

f:id:yoshi-pon:20161025031547p:plain

これらを反省する上で非常に大切なことは,損切りを早くするというよりも,「しっかり円高になった後にドルを買う」買う前にもっと辛抱してからより円高でドルを買い,更に円高になったときのリスクを軽減し,「円安傾向になったときに我慢してより円安になるまでしっかり我慢して売る」これが重要なのだと思っています.

その為に,まずは移動平均線にて「日足でのMA(21)もしくはMA(28)より高い値では買わない」というのを自分に義務づけています.これは上昇局面においては買いのタイミングを逃す可能性があることは理解しています.またこのルールは最低限の自分に対する制限であり,移動平均線の下で買っても,更に円高になる可能性は否定できないことも意識しています.一目均衡表の雲なんかも参考にしますが,あくまで目安程度なのかと思っている次第です.
移動平均線MA(21)もしくはMA(28)と現在の値との比較は過去21日もしくは28日の平均と比べて現在高めかどうかというのを意味します.しかし移動平均線の傾きが上昇傾向であるかどうかというのはその半分の10日前,14日前時点で上昇傾向であるかどうかを示しており,これから上昇するのか,現在上昇しているのかという判断を下すには少々役不足と考えています.

そんなこんな考えながら現在建玉を1%まで減らし次の買い時を模索しているわけですが,昨日の日経新聞の記事を見て次に買いの判断を下していくときにはより注意しながらする必要性を感じました.改めて自分の中での買いの基準を整理しながら,買いのタイミングを慎重に待とうと思っています.